より能動的に、変わっていくポイ活の世界
「ポイ活(ポイント活動)」、ただの節約術にとどまらず生活の一部になってきています。
買い物のたびに気軽にポイントを貯めたり、アンケート回答やレシート投稿でちょっとしたお小遣い稼ぎをしたり、また、サービスを提供する企業にとってもマーケティング戦略に欠かせない存在になっています。
でも最近、このポイ活の世界が更に進化しているのをご存じでしょうか?
いま、ポイ活は“節約”から“社会とつながる活動”へ、さらに“自分のデータを資産に変える”方向へと広がっています。
この記事ではその最前線の一端をご紹介します。

第1世代:買い物連動型から「データ提供型」へ
少し前までは、ポイ活といえば買い物をしてポイントを貯める“購入インセンティブ”でした。
これに対し最近人気なのは、アンケートに答えたり、レシートを撮って送ったりするユーザーが能動的に行動するタイプ。これは“データ提供型”のポイ活と呼ばれています。
ユーザーは自分の購買データを企業に提供し、その代わりにポイントをもらう。つまり、「情報の対価」として報酬を得る仕組みです。
企業側はリアルな購買データを分析して、商品開発や広告に活かせる。お互いにメリットがある仕組みですね。
第2世代:体験・行動に紐づくポイ活
ここ最近、新たに注目が集まっているのが“行動型”のポイ活。
たとえば歩くだけでポイントが貯まる“歩数アプリ”や、健康診断データを登録するとポイントがもらえる“ヘルスケア連動型”などです。
実際に自治体や保険会社がこうした「楽しみながら健康を維持できる」仕組みを導入する事例も増えています。
また、環境問題への意識の高まりを背景に、マイボトルを使ったり、リサイクルに参加したりすることでポイントがもらえる“エコポイ活”も登場しています。“良い行動を可視化して報酬に変える”仕組みはモチベーションも高まりますね。
ポイ活が“ゲーム化・コミュニティ化”

最近のポイ活アプリは、まるでスマホゲームみたいに進化しているのも面白いところ。
「今日のミッションをクリアでボーナスポイント!」とか、「友達とランキングを競う」といった“ゲーミフィケーション”要素がどんどん増えています。
遊び感覚で続けられるから、モチベーションも上がりますし、アプリを開くのがちょっと楽しくなりますね。
この流れは今後、メタバース(仮想空間)にも広がると言われています。バーチャルイベントに参加してポイントをもらう、そんな日常も近いかもしれません。
自分の資産や行動を活用 -ミツカルモールの場合-

ミツカルモールではAIの学習のためのデータセットとしての画像を募集しており、採用された点数に応じてポイントが付与されます。
AIには自動運転や異常検知のための認識AIや、画像や文章を作成してくれる生成AIなどさまざまなタイプがあり、その学習には一般の人々の顔や道路標識などごく普通の日常的な写真が数千点から数万点必要とされることも多くあります。
スマホの中にある何気ない写真や、近所の風景がポイントに変わるかもしれません。
募集は都度専用ページに掲載されるので是非チェックしてみてください。
ポイ活は“節約”から“価値づくり”へ
ここ数年で、ポイ活は「節約テク」から「個人の経済活動」へと変わりつつあります。
自分の時間や行動、データを通して、社会に価値を提供し、その対価としてポイントを得る――。
つまり、ポイ活は“小さな経済活動”なんです。
これからのポイ活は、「どれだけ貯めたか」よりも「どんな行動を通して貯めたか」が重要になっていくでしょう。
より“自分らしい価値の生み出し方”を選べる時代になったとき、あなたのポイ活は、どんな形になっているでしょうか?




