【発注のコツ】「頼み方がわからない…」を解決!プロのデザイナーが最初に知りたい「2つの情報」

地方の郊外で洋菓子店を営むオーナーシェフのAさん(42歳)。 独立して5年目、お店の味には絶対の自信があり、地域の常連さんにも愛されています。

しかし、Aさんには常に抱えている悩みがあります。

それは、「販促物の制作をプロに頼みたくても、どう指示を出せばいいかわからない」ということ。

大切な2つの情報を整理する

「新作の春向け洋菓子(いちごの限定タルト)の予約チラシを作りたいけれど、本業の仕込みや仕入れで毎日大忙し。デザインの専門用語もわからないし、細かく条件をまとめる時間なんてとても作れない…」

実は、Aさんのように「指示書が書けない」「頼み方が分からない」と足踏みしてしまう店主様は少なくありません。

ですが、完璧な指示書を用意する必要はないのです。 プロのデザイナーは、あなたが提示した手元の情報を頭の中で「目的」と「必須事項」という2つの要素に整理して捉えているからです。

1. 忙しいAさんが用意した「アイデアメモ」

指示書作りに悩んでいたAさんですが、今回用意したのはノートに書き出したアイデアの箇条書きだけでした。

【Aさんの手元にあるアイデアメモ】

  • 近所のファミリー層向けに、春限定いちごタルトを作る
  • チラシを作って予約を募る
  • タルトの価格は2,880円
  • 予約期間は◯月◯日から3週間
  • 予約特典は100円引き

文章にすらなっていない箇条書きのメモです。 しかし、このメモを受け取ったプロの頭の中では、情報が鮮やかに分解・整理され始めます。

2. メモを受け取った「プロの思考と補完プロセス」

プロは届いたメモをそのまま読むのではなく、頭の中で次のように役割を分解してデザインを組み立てます。

①【目的】を抽出 ➔ 「全体の世界観(色使い・トーン)」を決める

  • メモから読み取ったこと: 「近所のファミリー層向け」「春限定いちごタルトの予約獲得」
  • プロの解釈: 「ターゲットとゴールが見えた!ファミリー層が『春らしくて美味しそう!予約してみよう』と思えるように、明るく暖かみのあるトーンにして、予約案内をわかりやすく配置しよう」

「誰に・どうしてほしいか」という目的を読み取ることで、プロはデザインの全体の世界観(色使い・雰囲気・トーン&マナー)を一発で絞り込むことができます。

②【必須事項】を整理・補完 ➔ 「画面内の配置(レイアウトの主役)」を決める

メモにある情報(価格や予約期間)を【必須事項】として整理したプロは、デザインを完成させるために足りない素材を見抜き、Aさんに質問を投げかけます。

  • プロからの質問(不足分の補完):
    • 「お店のロゴ画像や、タルトの写真はありますか?」
    • 「予約の受付は電話ですか?LINEなどのWeb予約ですか?」
  • Aさんの回答:
    • 「ロゴと試作タルト写真はあります!」
    • 「予約はLINE公式アカウントから受け付けたいです(QRコードあり)」
  • プロの解釈: 「載せるべき材料がすべて揃った!今回の目的(予約獲得)なら、一番の引きになる『タルトの美味しい写真』と『LINE予約のQRコード』を主役に配置して目立たせよう」

このように、足りない素材や掲載項目はプロが質問で引き出してくれるため、最初から完璧な条件が揃っていなくても作業はスムーズに進みます。

3. ただし、あなた自身が「必ず決めておくべき」たった1つのこと

素材や具体的な掲載情報は対話の中で補完できますが、プロに丸投げしてはいけない唯一の核があります。

それが、「誰に、どんな行動をとってほしいか」という【目的】です。

  • ❌ プロでも作れない例: 「なんか集客したいから、いい感じのチラシを作ってください」 (誰向けのお店で、何を売りたいのかが分からないため、デザインの方向性が決まりません)
  • ⭕ メモ書きでOKな例: 「近所のファミリー層に、春限定タルトの予約をしてほしい」 (目的さえ決まっていれば、必要な素材はプロが対話の中で引き出してくれます)

手元の「目的メモ」を持って相談してみよう

プロに依頼する際、あなたが準備しておくべきなのは専門用語が並んだ完璧な指示書ではありません。

  1. 【目的(自分で必ず決めること)】:誰に・どんな行動をとってほしいか
  2. 【必須事項(手元にあるだけでOK)】:価格や日程などの手持ちメモ

この2つさえ携えていれば、あとはプロが質問を通じて不足分を補完し、あなたの思い描く成果物へと仕立て上げてくれます。

「条件整理が難しくて発注できない」と悩んでいた方は、まずは頭の中にある「目的」と「手元のメモ」を携えて、ミツカルモールのプロへ気軽に相談してみませんか?

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