「思い通りの成果物」が届く3つのコツ
プロのクリエイターへデザインやWeb制作を頼んだとき、「思っていたのと違うものが届いた」「やり取りの修正ばかりで疲れてしまった…」という経験はありませんか?
9月にお伝えしてきたたくさんのノウハウですが、実はコツはたったの3つだけです。
「プロにおまかせ」で後悔しないために、頼む前に知っておきたいポイントをわかりやすくまとめました。
コツ1:頼む前に「目に見える形」にして渡す
クリエイターは制作のプロですが、あなたの頭の中にある「お店の雰囲気」や「理想のイメージ」までエスパーのように読み取ることはできません。
実はこれ、話題の「生成AI(ChatGPTや画像作成AI)」に指示を出すときも全く同じです。AIもプロの人間も、大雑把に「いい感じにして」と頼むと、明当違いなアウトプットを出してしまいます。
思い通りの成果物を一発で「目に見える形」にするためには、指示出しの中に必ず以下の3つの要素(文章指定)を組み込む必要があります。
失敗しない「3つの指定」の役割と説明
1.【用途とサイズの指定】― どこで・どう使うのか
- 理由: 「Web用」と一口に言っても、Instagramの正方形画像なのか、ホームページの横長バナーなのかで、文字の大きさやレイアウトの組み方が根本から変わるためです。
2.【雰囲気・トーンの指定】― どんな世界観にしたいのか
- 理由: 「おしゃれ」「綺麗」といった言葉は人によって捉え方が違います。「木目調の温かみがあるカフェ風」「パステルカラーでやさしい感じ」のように、色合いや背景のテイストを言葉(または参考画像1枚)で指定することで、デザインのブレをなくします。
3.【必須要素と優先順位の指定】― 何を一番目立たせたいのか
- 理由: 掲載したい写真や文字(商品名・価格・アピールポイントなど)を箇条書きで渡し、「一番目立たせたいメイン要素はどれか」を指定します。要素の優先順位が決まることで、見る人の目を惹くメリハリのあるデザインになります。
この「3つの指定」をそのまま文章にしたプロンプト例
【用途】Instagramの投稿用画像(正方形)
【雰囲気】温かみのあるカフェ風、秋らしい落ち着いた色合い、明るい木目調のテーブル
【必須要素】
・中央に「秋の栗パフェ」のリアルな写真
・一番目立つ文字:「季節限定 濃厚くりパフェ」
・補足文字:「地元の栗を100%使用」

コツ2:スタート前に「修正のルール」を決めておく
実際に作業が始まってから一番困るのが、「どこまで無料で直してくれて、どこから別料金になるのか」という問題です。
作業に取りかかる前に、お互いに以下のルールをしっかり確認しておきましょう。
- 無料での修正は何回までか: 一般的には2回くらいが目安です。何度でも修正できる状態にしておくと、スケジュールが遅れる原因になります。
- 「やり直し」になる基準を決めておく: 「デザインが決まったあとに、全体をガラリと変える場合は別料金になる」といったルールを最初にそろえておきます。
あらかじめルールが決まっていれば、お互いに気兼ねなく気持ちよくやり取りが進められます。
コツ3:修正のときは「理由と目的」も一緒に伝える
出来上がってきた試作を見て修正をお願いするとき、「なんとなく暗いから直して」という曖昧な伝え方はNGです。
- ×お互いに困る伝え方: 「この写真を変えてください」
- ○うまく伝わる伝え方: 「30代のお母さんたちに親しみやすさを伝えたいので、もっと笑顔の写真に変えられますか?」
「なぜ変えたいのか」という目的や理由をセットで伝えることで、プロのクリエイターはあなたの気持ちを汲み取り、より良いアイデアを出してくれるようになります。
外注は「指示出し」ではなく「一緒に行うお店づくり」
9月を通して一番お伝えしたかったのは、外部への依頼は単なる「作業の押し付け」ではなく、クリエイターと一緒に自社の魅力を作っていく作業であるということです。
「イメージを見せる」「ルールを事前に決める」「理由を伝える」の3つを意識して、ぜひ頼りになるプロのパートナーを見つけてみてくださいね。


